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関節置換術

関節置換術

関節置換術または関節形成術とは、損傷を受けた骨や軟骨を人工物と置換する外科的処置を指します。 重症化した膝や股関節の関節炎に対する一般的な治療方法でありますが、手や肩など、どのような部位にも適用可能です。

 

関節形成術に使用される特殊な技法や素材は、患者の年齢や活動レベルによって異なります。患部である骨に人工装具を接合する手法もあれば、多孔質の素材を新たに生成される骨組織と最終的に一体化させるという方法もあります。こうした「非固定式」の人工器官を使用する場合は、回復までにより長い期間を要しますが、固定式の関節置換法よりも耐久性に優れていることが多いです。

 

関節置換術は通常、関節炎が重症化した患者の生活の質を向上させるために行われます。関節の障害 については、変形性関節症が最もよく見られる原因ですが、関節リウマチや狼瘡、阻血性骨壊死およびその他の関節の障害の患者には、関節形成術も推奨されることがあります。

 

関節置換術に伴う初期合併症には、深部静脈血栓症や肺塞栓症、麻酔や鎮痛薬に対するアレルギー反応および関節の切開部位の感染症が挙げられます。長期合併症としては、接合剤の剥離、人工装具周 辺の骨量の減少または関節の弛緩が発生することもあります。こうした長期合併症が発症した場合には、 追加の矯正手術が必要となることもあります。

薬物治療

関節置換術を受けたばかりの患者は、術後合併症 のリスクを抑えるために抗凝固薬や抗生物質を使用 することがあります。

過去に関節置換術を受けた患者は、様々な非ステ ロイド系抗炎症薬によって疼痛をコントロールする 場合もあります。

マッサージをする場合

注意点

  • 手術直後は、血栓や感染症などの深刻な合併症を発症する恐れがあります。こうしたリスクが治まるまでは、力強いマッサージは避けなければなりません。
  • 関節置換術を受けた患者は体の動きが限られている可能性があり、可動域を超えて体を伸ばすのは危険です。患者の体を伸ばしたり位置を変えたりする場合には、無理をせず、可動域を守るために細心の注意を払う必要があります。

期待できる効果

  • 関節置換術を受けたばかりの患者は、できるだけ早期に体を動かし始めるよう推奨されています。疼痛の許容範囲内での可動域に過度な力を加えないマッ サージは、リハビリの一環としても役立つ可能性があります。
  • 関節置換術を受けてから年月が経っている患者は、 患部の可動域に配慮がなされる限り、他の人と同様にマッサージの一般的な効果を得ることができます。

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