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甲状腺機能亢進症

甲状腺機能亢進症とは

甲状腺機能冗進症とは、甲状腺が甲状腺ホルモンT3(トリヨードチロニン)T4(チロキシン)を過剰に産生する病態です。多くの場合、甲状腺機能冗進症は甲状腺全体に対する自己免疫の攻撃に関連して発症します。このような場合にはグレーヴス病またはびまん性甲状腺中毒症とも呼ばれることがあります。よりまれではありますが、甲状腺の機能冗進が1カ所ないし複数の局所的結節に限定して発症することや、甲状腺の感染症によって引き起こされることもあります。

 

甲状腺機能冗進症は潜在的な危険性をはらむ疾患であり、治療は積極的に行われることが多いです。そのため、最初は甲状腺機能冗進症の治療を始めた患者が結果として、今度は甲状腺機能低下症を発症する事例も多く見受けられます。

自他覚症状

  • 甲状腺肥大(甲状腺腫)。
  • 不安、イライラ、不眠。
  • 頻拍(心拍数の増加)。
  • 振戦。
  • 発汗量の増加。
  • 極度の乾燥肌。
  • 四肢の筋肉の萎縮。
  • 眼球突出。
  • 甲状腺クリーゼの危険性(代謝が生命を脅かす程に極度活発化した状態)。

一般的な治療法

甲状腺機能冗進症は、根底にある原因と症状の重症度に応じて、様々な方法で治療が行われます。放射性ヨードは甲状腺活性を測定する手段として使用さ れることがありますが、甲状腺の一部の機能を失わせる目的で使用されることもあります。抗甲状腺薬は、チロ キシンの生成を抑制、またはその活動を妨げます。最終的な手段として、甲状腺の一部を切除する外科的手術が行われることもあります。上皮小体や喉にある他の器官を損傷する危険性が高いため、この手術は可能な限り回避されます。

薬物治療

甲状腺機能冗進症の患者は、症状をコントロール す~ためのベータ遮断薬やT3とT4生成を妨げる薬を服用することがあります。こうした薬によって疾患が消失することはなく、服薬を止めれば症状は再発します。


マッサージをする場合

注意点

  • 甲状腺機能冗進症によって皮膚が異常に乾燥する ことがあります。患部に対する施術の際に注意を払う必要があります。

期待できる効果

  • 皮膚が健康であり、本人が問題を感じていなけれ ば、甲状腺機能冗進症の患者は、他の人と同様にマッサージの一般的な効果を得ることができます。
  • 甲状腺機能冗進症の患者は、マッサージがもたらすリラクゼーション効果を特に高く評価する傾向が あります。

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