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甲状腺機能低下症

甲状腺機能低下症とは

甲状腺ホルモンT3(トリヨードチロニン)およびT4(チロキシン)の役割は燃料(酸素と熱量)のエネルギーへの変換を促すことである。甲状腺機能低下症に罹患すると、甲状腺ホルモンが十分に生成されなくなるため、新しく発生するエネルギーに変換されずに燃料のまま蓄積されてしまう。

 

甲状腺機能低下症が発症する原因は様々です。橋本病は自己免疫により甲状腺の活動が抑制される疾患です。甲状腺機能冗進症の治療を受ける患者が、最終的に甲状腺機能低下症になってしまう ケースは多いです。甲状腺機能低下症が甲状腺の発達不足または欠如によって発症した場合には、先天性欠損症ということになります。また、特定の薬物(特にリチウム)や放射能に暴露すると甲状腺が機能しなくなることもあります。

 

甲状腺機能低下症では特発性のものが最多でありますが、慢性疲労症候群や線維筋痛症など、別の慢性疾患と関係していることも多いです。また、甲状腺機能低下症は貧血、カンジダ症、睡眠障害、うつ病、もしくは長期にわたって活力が 低下するその他の疾患に症状が類似していたり、それらと同時に発症したりすることがあります。

 

体からコレステロールを排出する物質を生成する肝臓の機能が低下するため、甲状腺機能低下症の患者はアテローム性動脈硬化症を併発することが多いです。甲状腺機能低下症によってコレステロール値が高くなっている患者には、コレステロール降下薬は効果を示しません。腕や手首の水腫は手根管症候群のリスクを高めます。甲状腺腫に沿った首の水腫は、慢性の嗄声の原因となります。非常に重篤な症状になると、患者は大変な寒気と眠気を感じて意識を失います。これは粘液水腫昏睡と呼ばれ、高齢の甲状腺機能低下症の患者によく見られる死因です。

自他覚症状

  • 体重の増加。
  • 活力の低下、疲労感、体力の減少。
  • 消化不良、便秘。
  • 寒さに弱くなる。
  • 頭髪が乾燥し弱る。
  • 月経過多。
  • 甲状腺腫が発生することもある。

一般的な治療法

甲状腺機能低下症の治療には甲状腺ホルモンの補充が行われます。甲状腺機能低下症は進行性疾患であるため、患者が正しい用量を服用するように投薬は 注意深く管理しなければなりません。とりわけ鍼治療、リフレクソロジ一、指圧などの 甲状腺の機能や甲状腺ホルモンの吸収量を高めるた めの代替医療が、甲状腺機能低下症の患者の治療に は効果を見せることもあります。

薬物治療

甲状腺機能低下症の患者は病状をコントロールするために、合成または動物性の甲状腺剤を使用する ことが多いです。動物の乾燥甲状腺は有用な供給源であ るが、効力がその都度異なるため、患者は頻繁に服用量を調整しなければならないことが多いです。


マッサージをする場合

注意点

  • 甲状腺機能低下症の患者はアテローム性動脈硬化症や心臓疾患を発症するリスクが高いです。こうした疾患は施術方針に影響を与えるため、すべての病症を把握することが重要です。

期待できる効果

  • マッサージで甲状腺機能低下症が完治することはないですが、慢性的な疲れや無気力を感じている患者の生活の質がマッサージで向上することがあります。

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