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坐骨神経痛

坐骨神経痛とは

坐骨神経痛は、腰椎神経根障害とも呼ばれ、坐骨神経のどこかに起きた圧迫か刺激の結果を説明するときの用語です。刺激の原因は、だいたい脊柱管の中のL5/S1の神経根にあり、椎間板疾患、 脊中管狭窄、脊椎症、脊椎すべり症、脊髄腫瘍などが含まれます。坐骨神経痛の痛みは、梨状筋症候群、仙腸関節における骨関節症など脊柱の外部からも発生します。

 

腰痛が、鼠径部における両側性のしびれ感や、膀胱や腸の(調節)障害とともに起こる時は、馬尾症候群(脊柱管の神経根の直接圧迫)という救急疾患のサインです。

自他覚症状

  • 患側の腰痛、殿部痛。
  • 脚が弱く、冷たく、重い感覚。
  • 神経根への鋭く、撃たれたような、電気が走るよ うな痛み。
  • 患側の感覚異常(「針で刺されている感覚」)。
  • 座ったり、くしゃみや咳をすることによって症状が出る。

一般的な治療法

坐骨神経痛の治療は、炎症の原因によって決められます。椎間板疾患が原因の場合がほとんどで、多くの人は手術の介入なしで、6週間ほどで回復します。 痛む部分を温めたり冷やしたりする方法を使って痛みを和らげる人もいます。もし他の治療介入で効果がなく、症状が始まって から3カ月も痛みが続く場合、腫脹した椎間板を摘出する手術を行う可能性もあります。

薬物治療

非ステロイド系の抗炎症薬、筋弛緩薬、その他の鎮痛薬が処方されます。炎症を起こしている神経根への硬膜外ステロイド注射を推奨する整形外科医もいます。


マッサージをする場合

注意点

  • 坐骨神経痛のある患者にとってのマッサージの安全性は、何が坐骨神経への圧迫を引き起こしているかによって決まります。
  • 症状を引き起こす可能性のある姿勢や圧力は避けます。

期待できる効果

  • 刺激の原因によるが、坐骨神経痛をもつ患者にと ってマッサージは、一時的に、そして長期的にも苦痛を和らける可能性があります。
  • マッサージは梨状筋の痙攣を抑える助けになります。
  • マッサージは仙腸関節の炎症や刺激を減少させる可能性があります。
  • マッサージは腰部の湾曲部への圧力を減らす働きがあります。

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