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足底筋膜炎

足底筋膜炎

足底筋膜炎とは、足底の踵骨から中足骨へと伸びる足底筋膜に疼痛、炎症を引き起こす難治性の疾患です。

 

足底筋膜炎に伴う疼痛は数時間じっとしていた後に足を動かすと発生します。足を背屈させた際にわ ずかでも体重がかかると、休息時に固定していた筋膜の線維を再び痛めます。

 

足底筋膜炎は足の酷使やアラインメントによるストレスで発症します。肥満が足底筋膜炎を誘発することがあり、また、土踏まずのアーチが不十分で脇からの支えがない靴を履くことも発症の引き金となります。肩平足や回内した足もこの疾患の発症に関係しています。特にランナーにとっては、非常に硬い緋腹筋がこの疾患の誘因となります。足底筋膜炎は特に痛風やリウマチ性関節炎といった他の脚部疾患の合併症として発症することもあります。

自他覚症状

  • 特に起床時など、休息後に一歩踏み出した際の足の激痛。
  • 長時間立っていたり歩いていたりすると痛み始め る。
  • 多くの場合、足裏の踵骨前部に生じる打撲傷のよ うな鋭い感覚。

一般的な治療法

足底筋膜炎の治療では、毎朝足を床に下ろす度に足底筋膜炎を悪化させている緊張状態を緩和するこ とが重要です。これには患部を温める、マッサー ジをする、靴に中敷きを入れる、就寝中に筋線維が 伸張したまま回復するよう、足を背屈した状態で添え木を当てるなどの方法が挙げられます。

 

普遍的な効果のある治療法は存在しないため、患者自らが症状に適合すると思われる治療法を試す必要があります。この治療困難な損傷を克服するには根気が必要です。治療が成功したとしても完全に回復するまでには最長12週間ほどの時間を要するケー スが多いです。

薬物治療

足底筋膜炎の薬物治療には経口および局所用非ス テロイド系抗炎症薬やコルチコステロイド注射など が用いられます。


マッサージをする場合

注意点

  • 急性炎症の場合は深部に作用するマッサージは禁忌です。しかしながら、足底筋膜炎においては、 熱を帯び腫脹を伴う炎症はまれです。

期待できる効果

  • マッサージによって、足底筋膜の損傷したコラー ゲンが効果的に回復したり、足を絶えず引っ張り続 ける硬い緋腹筋が弛緩したりすることがあるため、 足底筋膜炎の患者にはマッサージが推奨されることが多いです。

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