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卵巣がん

卵巣がんとは

卵巣がんとは、通常は上皮細胞に発生する、卵巣の悪性腫瘍を指します。

 

卵巣の上皮性腫瘍はいくつかの種類に分類され、それぞれに異なる成長と進行のパターンが見られます。成長が遅く悪性化しない種類もあります。しかし、上皮性卵巣腫瘍の多くの種類は、卵巣以外の骨盤内臓器腹部臓器をも急速に侵します。こうした腫瘍は転移しやすいだけでなく、初期段階ではほとんど (あるとしても)顕著な症状が見られないため、生命を脅かす危険があります。初期症状は卵巣嚢胞のそれに類似しているため、早期診断が遅れ、治療が奏効する機会が減少することにもなります。

 

卵巣がんの危険因子には、家族歴(卵巣がんに羅患した女性の一親等以内の女性親族は50%の確率でこの疾患に羅患する)、出産歴(出産経験のない女性や排卵誘発剤を摂取している女性の問に最もよく見られる)、体質(乳がん遺伝子BRCA1またはBRCA2を持つ女性、もしくは乳がんや大腸がんに罹患したことのある女性はリスクが高い)、更年期に行われるホルモン補充療法、放射線やアスベスト、タルカムパウダーなどの有害物質への暴露が挙げられます。

自他覚症状

  • 無症状もしくは症状がわずかな場合がある。
  • 骨盤の重苦しさ。
  • 腹部不快感:膨満、悪心、下痢、便秘。
  • 月経周期の変化、膣からの出血。
  • 体重増加もしくは減少。
  • 腹部の腫脹、腹囲の増大、腹水。

一般的な治療法

卵巣がんは一般的に、外科的手術と化学療法で治療します。手術は卵巣(卵巣摘出術)と、時に卵管お よび子宮切除のために行われます。

薬物治療

卵巣がんの化学療法は家庭において経口で行われるか、医療機関において静脈投与で行われます。悪性腫瘍に近い腹膜に細胞毒性薬を直接投与する方法があります。


マッサージをする場合

注意点

  • 卵巣がんの患者への施術に際しては、腹部へのマッサージが活発化したがん細胞を分裂させる危険性があること、そしていずれの部位にもがんが転移している可能性があることについて、注意が必要です。
  • 卵巣がんの治療に関しては、手技の調整を必要とします。化学療法の内容と外科的手術の合併症に対する注意が必要です。

期待できる効果

その他の種類のがんと同様、マッサージが免疫系 の活動を後押しし、睡眠の質や食欲を改善し、疼痛 や不安を和らげ、大きな課題に直面している患者の生活の質を全般的に向上させ、患者のがん治療に対する耐久力の向上に役立つ場合もあります。


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