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本当は怖い骨粗しょう症

~死亡率が2倍?骨折しなくても油断大敵~

骨粗しょう症とは?

骨密度が低下して、骨折しやすくなる状態を「骨粗しょう症」といいます。

 

骨粗しょう症により骨がもろくなると、つまずいて手や肘をついた、くしゃみをした、などのわずかな衝撃で骨折してしまうことがあります。

 

骨粗しょう症は、国内に1300万人の患者がいるとされながら、医療機関で実際に診断や治療を受けている人は、ごくわずかです。

 

「生命に直接関係ない」と思われがちですが、実は骨粗しょう症の人は、発症していない人と比べて、死亡率が2倍になる…というデータもあるぐらい、油断できないものなのです。

年齢による骨密度の変化

なぜ高リスク?

骨粗しょう症のリスク

死亡率が高い原因として、「骨から血中に溶け出たリンが原因ではないか」とみられています。血中のリン濃度の上昇により、心筋梗塞や脳梗塞などのリスクも発症してない人に比べて3.5倍になるというデータもありあります。

予防策

まずは自分の骨密度に興味を持つことから始めましょう。

 

骨粗しょう症の検診は、無料か定額の自己負担で受けられる自治体がほとんどですが、その受診率はたったの5%とかなり低い状況です。

 

そのうえで、さらに生活習慣も見直してみましょう。

骨粗しょう症予防に有効な習慣とは

  1. 日常の食生活で魚や乳製品などのカルシウムを多く含む食品を摂取する。
  2. カルシウムの吸収を助けるビタミンDが豊富に含まれる、干しシイタケなどを一緒に食べる。
  3. 適度な日光浴で、ビタミンDの生成を促す。
  4. 筋肉増強を意識して、歩く機会を増やしたり、自分でできる運動を日常の中に取り入れる。

自分の骨密度に興味を持ち、もしも骨粗しょう症と診断されたら、しっかりと治療をして、リスクを減らしていきましょう。