当院では主に今日の医療保険を用いた訪問マッサージのパイオニアである訪問リハビリ研究センター代表の西村久代先生が提唱する関節リラクゼーションテクニックを取り入れて施術をしています。
関節リラクゼーションテクニックとは疲労回復あるいは慰安的な施術ではなく、西村先生の長年の実績から寝たきり予防の効果が認められている方法であり、基礎疾患やお身体の状況に合わせて行う医療的なマッサージ治療です。お一人お一人の体力やその日の体調に合わせて、安全に施術できます。
関節リラクゼーションテクニックはまず人間としての一番、正しい姿勢(解剖学的肢位)を取ることで筋肉を捻れのない正常な状態にします。正しい解剖学的肢位が取れてない状態で運動すると筋肉が捻れて正常に力が発揮できなかったり、運動することで逆に血液の循環が悪くなったりします。寝たきりの利用者さまは拘縮の影響などで解剖学的肢位から大きく外れています。まずはしっかりと解剖学的に正しい姿勢を取り、関節を動かしていくことで筋肉が緩み全身の血液やリンパの循環が促されます。そのことで治療効果を最大限に引き出すことができます。
※施術後の好転反応についてはこちら
”関節リラクゼーションテクニックは、関節運動を利用して筋肉を安全に効率よく運動させるテクニックである。関節リラクゼーションテクニックを用いるときもっとも重要なキーワードがある。それは、「解剖学的肢位」である。
解剖学的肢位とは、頭が体の中心線上にあり、肩甲帯が左右対称で水平に横一直線となり、上肢は手掌が前面を向き、下肢は大腿骨から足関節まで平行を保ち、足の第3指が前面を向き、足の中心位にくる肢位のことである。この解剖学的肢位は、関節リラクゼーションテクニックや座・シッテイングテクニックなどの在宅ケアテクニックを実践するときにもっとも基本となる概念である。
解剖学的肢位で関節を動かせば筋肉の正しい動きができる。たとえ拘縮を起こしている関節であっても骨間角度にばかり注目せず、その関節を構成している組織全体、特に筋肉に注目すれば動かすことが可能になってくる。解剖学的肢位に近づけて関節運動を行えば、萎縮している筋肉を少しずつリズミカルに動かすことができる。
筋肉が少しずつでも動けば屈筋や伸筋が収縮、弛緩を繰り返し、筋肉はポンプの役割を行う。萎縮している筋肉だけではなく、その部の組織に血液の流れができ、酸素、栄養の供給ができ、老廃物質を吸収し、二酸化炭素なども運び出して組織全体に活力が生まれる。関節拘縮を起こさせている筋の萎縮 が改善されれば、関節拘縮そのものが改善されるわけである。
関節リラクゼーションテクニックは生体に必要最小限度の刺激を与えることにより、生体に拒否反応を起こさせずに生体レベルそのものを活性化できる 非常に有効的なテクニックである。また、解剖学的肢位で行うことにより生体に対し安全に施術を行うことができる。
筋肉は血液を動かすポンプだという認識をもち、解剖学的肢位で関節運動をリズミカルに行うことにより、生体に対し痛みを与えず偏った緊張に対し防衛反応を起こさせずにリラックスさせることができ、少ないリスクで最大の効果をあげられるテクニックである。
「在宅ケア実践マニュアル」より引用”
1 関節拘縮の改善
2 麻痺の改善
3 血行促進などの循環機能の改善
4 消化、吸収、排泄などの消化機能の改善
5 新陳代謝などの泌尿機能の改善
6 自律神経機能の改善
7 疼痛の緩和
※床ずれ(褥瘡)への効果はこちら
AZP(Anatomic Zero Position)とは、解剖学的肢位のことで頭が体の中心線上にあり、肩甲体が左右対称で水平に横一直線となり、上肢は肘を伸展させて掌がが前方を向き、下肢は大腿骨から足関節まで平行を保ち、足幅が14cmで、足の第3趾が前方を向く姿勢の事で、重心が0(ゼロ)ポイントに来る肢位の事である。
筋萎縮等が原因で関節の動きが制限され、関節が正しい位置(AZP)からかけ離れ、関節を構成している組織や関節の形状が変形を起こしている状態。
関節拘縮を起こした関節に対して、AZP理論に基づき、関節の形状や筋肉の形状を徒手により正しい一(AZP)に矯正していくテクニック。
●変形徒手矯正術の治効例
※関節拘縮を起こしている筋や関節を構成している組織全体の萎縮が改善されれば関節拘縮そのものが改善へと向かう。
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